事業統括からのメッセージ

気候変動や感染症の問題に留まらず、市民生活には様々な課題が山積しています。他方、市民生活を豊かにし、紛争をさけられる新たな価値が求められています。鳥取大学は、こうした近隣の地域社会から国際的な地域社会にある様々な課題を発掘し、解決に導くことを目的に、さらには、より普遍的な人類の幸福に繋がる価値の創造のために、人材育成や研究活動を行っています。課題解決や価値創造のためには、思索に集中できる一定の研究期間が必要です。大学院の博士課程は、その研究に集中できる大切な期間です。是非、TU-SPRINGプログラムに応募いただき、集中して研究できる、かけがえのない期間を確保して下さい。皆様の研究が次世代の課題解決に繋がります。さらには新たな価値の創造に繋がります。このプログラムによって、わくわくする未来が展開されることを祈念しています。

TU-SPRINGの趣旨

国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)「次世代研究者挑戦的研究プログラム(SPRING)」の実施機関に採択されたことに伴い、本学では、我が国の科学技術・イノベーションの将来を担う博士後期課程の学生を支援・育成することを目的として、「知と実践の融合による次世代博士人材育成プログラム(TU-SPRING)」を創設し、支援対象となる学生を募集します。

本事業では、博士後期課程学生に対する経済支援を行うことで研究に専念できる環境を整備するとともに、研究費の配分により、自由な発想による研究を継続して実施できる環境を整備します。また社会のニーズや変化を踏まえた、実践的な博士課程教育システムを整備し、キャリア開発・育成コンテンツの提供を行い、アカデミアだけでなく、産業界も含めた多様な分野に通用する地域から国際的にも広がる様々な課題を解決できる博士人材の育成を目指します。

知の形成支援プログラム

  • 生活基盤に対する支援を行うことで研究に専念できる環境を整備
  • 研究費の配分により自由な発想による研究を継続して実施できる環境を整備

実践プログラム

  • 社会のニーズや変化を踏まえた実践的な博士課程教育システムを整備
  • アカデミアだけでなく、産業界も含めた多様な分野に通用する博士人材を育成

知と実践の融合を加速させ、「深い専門知識によって課題を解決し、地域から国際社会まで多様なフィールドで活躍できる次世代博士人材」の輩出を目指す!